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子どもも大人も「習い事で無理をしない」

子どもも大人も「習い事で無理をしない」
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小学生のうち、習い事をしているのは、約75%です。
習い事をしていない小学生は、4人に1人と少数ではありますが、その割合は年々少しずつ上昇しています。

その原因といわれているのが、「過密スケジュール」です。
共働き世帯が7割を占めるといわれている今の日本では、なかなか習い事の送り迎えなどが難しいというのが一因になっているようです。

一方、小学生の平均習い事数は、1~3個で、掛け持ちをしている子どももたくさんいます。

親も子どもも習い事に忙しくなると、心のゆとりが持てなくなり、好きや得意も伸ばせず、本末転倒です。

今回は、習い事を始める上で気をつけたい「過密スケジュール」についてお話していきます。
子どもに無理をさせることなく、習い事をするにはどのようなことに気をつけたら良いのでしょうか?

習い事の過密スケジュールによるデメリット

子どもにとって習い事の時間は、本来、自由に遊んで過ごすことのできる時間です。
親としては、大前提として、習い事が子どもの心身の負担になっていることを忘れないようにしましょう。

もちろん、習い事にはその負担をかけてでも学べるたくさんのメリットがあります。

ただ、習い事で忙しくなりすぎると、子どももイライラしたり、その習い事が嫌いになったり、自己肯定感が下がってしまう恐れがあります。

習い事の過密を防ぐチェックポイント

習い事が過密スケジュールになっていないか、まずは、以下のことに注意しましょう。
また、これから習い事を始める場合は、以下のポイントに気をつけ、ゆとりのあるスケジュールを組みましょう。

子どもの自由時間がある

お友達と遊びに行ける日、家でゆっくり過ごせる日など、自由に子どもが過ごせる日はありますか?
何かに没頭して楽しめるくらいの時間のゆとりがないと、子どもが疲れてしまいます。

十分な睡眠がとれている

中学受験を検討しているご家庭では、塾などで睡眠時間が削られすぎていないかチェックしてください。
しっかり睡眠がとれていないと、勉強以外のパフォーマンスも低下してしまいます。

ストレスが溜まっていない

子どもが楽しく習い事にいっている様子が見てとれる場合は良いですが、疲れていたり、寝付きにくかったりなど、ストレスが溜まっていないか常にチェックをしてください。

一家団欒の時間がある

毎日全員で夕食を囲むのは難しくとも、週に何回かは家族でゆっくり食事を楽しむようにしましょう。
家族間の会話の時間も習い事と同じくらい大切な時間です。

お母さん(お父さん)も無理をしない

習い事の送迎って、本当に大変ですよね。
習い事は子どもだけに負担をかけるものではなく、送迎などをするお母さん・お父さんにも負担がかかります。

過密スケジュールで無理をしていると、ストレスが溜まり、子どもにも悪影響が及びます。

急かさない

忙しくなりすぎると、「早く準備して」、「もう出るよ」とつい急かしてしまうことが多くなりますが、それは、過密スケジュールが原因です。

子どもが疲れ果ててしまいますので、なるべくゆとりのある習い事を選びましょう。

まとめ|習い事はできる環境になってからでも遅くない

習い事というと「早いうちに始めた方が良い」というイメージがありますが、過密スケジュールになるくらいなら、できる環境になってからでも遅くはありません。

例えば、自分で自転車で英会話教室に通えるようになるまでは、家でオンライン英会話をするなどの選択肢もあります。

実際、オリンピックのメダリストたちも幼少期からそのスポーツに打ち込んでいたという人ばかりではありません。
もちろん、元卓球選手の福原愛さんのように小さいうちからやっている人もいますが、そうではない人もたくさんいるのです。

親も子どもも「無理をしない」というのが、1番です。
習い事をするにしても、できるだけ過密スケジュールにならないよう、ゆとりのあるスケジューリングを心がけてください。

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