子どもに「ごほうび」を与えるのは良いこと?悪いこと?上手な使い方
何かを達成したときの「ごほうび」に関しては、賛否が分かれます。
「テストで良い点をとった」、「何かができるようになった」という特別なときに褒美を与えるのは次のモチベーションにつながるという声もあれば、褒美をもらえないと頑張らない子どもになってしまうといった声もあります。
実際、子どもに「ごほうび」を与えるのは、良いことなのでしょうか?それとも、悪いことなのでしょうか?
今回は、「ごほうび」の上手な使い方をご紹介していきます。
ごほうびを与える効果についての研究
「ごほうび」がどのような影響、効果をもたらすかについては、さまざまな研究が行われています。
ハーバード大学の経済学者であるローランド・フライヤー教授は、子どもたちを「テストで良い点をとったらごほうびをあげる」グループと「本を一冊読むごとにごほうびをあげる」グループとに分けて、どちらの子どもの学力がアップするのか、実験を行いました。
結果、成績がアップしたのは、「本を一冊読むごとにごほうびをあげる」といわれたグループの子どもたちでした。
ここで分かることは、テストで良い点をとったという「結果」ではなく、本を読むなどの「努力」に対してごほうびを出すことに効果があるということです。
必ずしも、ごほうびを与えることが悪いわけではなく、その与え方によって、その効果は大きく変わるともいえます。
では、どのようにして「ごほうび」を与えるのが良いのでしょうか?
「ごほうび」の上手な使い方
先ほどの研究結果からも分かるように、最も重要なのは、「結果」に与えるのではなく「努力」に与えることです。
「たくさん頑張ったのに結果が出なかったからごほうびがもらえない」こんな風に子どもが感じてしまっては、モチベーションを下げる原因になってしまいます。
他には、どんな使い方があるのでしょうか?
「ごほうび」の理由を明確に提示する
本を一冊読み終える、30分ピアノの練習をする、犬の散歩をするなど、努力で叶う「ごほうび」は非常に効果的です。
ただ、注意したいのは、「ごほうび」の理由を明確にすることです。
「頑張ったらごほうびをあげるよ」というのは、子どもにとって抽象的な表現で、何をどのように頑張っていいのか分かりません。
上記に挙げたことのように、しっかりと理由を提示してあげることが大切です。
手作りの賞状をあげる
ごほうびの値段は、関係ありません。子どもの欲しがるものをあげなくてはいけないわけでもありません。
小さいうちはとくに、お金などのプレゼントよりも、手作りの賞状やメダル、トロフィーなどの方が喜んで、モチベーションを高めてくれます。
最近は100円ショップでも簡単に入手できるので、ぜひ、子どものごほうびに使ってみてください。
お金を「ごほうび」とするのは良くないこと?
こちらも賛否がよく分かれますが、実は、ごほうびとしてお金を渡された子どもほど、堅実なお金の使い方をしていることも分かっています。
たくさん努力してもらったもの、という認識が強まるからといわれています。
当然、お金をただただ手渡すのではなく、お財布を用意したり、別の銀行口座を作ったり、お小遣い帳をつけさせるなどの教育は必要です。
お金を「ごほうび」とするのも決して悪いことばかりではなく、お金の教育をする良い機会と捉えるのがおすすめです。
まとめ|ごほうびは上手に使えば、とても効果的なものである
子どもにごほうびを与えることは賛否両論ありますが、「努力」に対して与えるごほうびは、決して悪いことばかりではありません。
また、与えるものは、子どもの欲しいものである必要もありません。
上手く100円ショップなどを利用して、子どものモチベーションが高まるごほうびを用意しましょう。