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発達障害の子が嫌な人から逃げるためのメッセージ

発達障害の子が嫌な人から逃げるためのメッセージ

この記事では、発達障害のお子さんが嫌な人から逃げるために知っておきたいことをメッセージのようにしてお伝えしていきます。

「嫌な人からは逃げればいいのに相手をしている」「嫌な人からは逃げてもいいということを教えてあげたい」と悩んでいる方は少なくないと思います。

そこで本記事では、「目を背けること」と「きちんと逃げること」は違うということ、そして発達障害のお子さんが嫌な人からしっかり逃げるために知っておきたいことなどを紹介していきます。

嫌なことから目を背けず、きちんと逃げましょう|発達障害ケア

率直に言って発達障害のお子さんがいる家庭では、そうでない家庭に比べて「嫌なこと」が多くなりやすいです(嫌な人、嫌な環境、嫌なルールなど)。

そういった場合はできる限り「きちんと逃げる」ことをおすすめします我慢したり目を背けたりするのではなく、きちんと逃げることを意識しましょう。

目を背けてやり過ごそうとするままでは何も解決しないケースが多いからです。それでも時間が解決してくれる(例:学校を卒業するなど)こともありますが、その前に「人」や環境に潰されてしまう可能性もあります。

発達障害のお子さんが嫌な人から逃げるために知っておきたい5つのこと

それでは発達障害の子が嫌な人から逃げるために知っておくべきこと・意識しておくべきことをいくつか挙げていきます。親の方からお子さんに対して「優しいメッセージ」として伝えてあげてくださいね。

1:誰かに嫌われても、誰かを嫌ってもいい

優しい性格だと「嫌われたり、嫌ったりするのは良くないこと」と考えてしまうかもしれませんが、実際には何でも好きでなければならないなどということはありません。

みんな誰かを嫌ったり嫌われたりしながら、それでも「できるだけ好きな人たちと過ごそう」と思いながらバランスを取って生きています。

お子さんの成長度合いにもよりますが、例えば「お母さんには大好きな人がたくさんいる」「でもね、嫌いな人も結構いるんだよ」などと言ってあげるといいでしょう。

2:「自分から離れてくれない嫌な人」からは逃げる

「自分から離れてくれない嫌な人」からは逃げましょう。相手が離れてくれないのですから、自分から逃げるしかありません。

お子さんが「逃げ方」を知らないようであれば教えてあげましょう。例えば、学校の先生や親に相談する、活動場所を変える、自分からはできるだけ相手にしないようにする、などのことが考えられます。

3:「自分から離れてくれない嫌な人」は弱い人。それを救うのはあなたの仕事ではない

「自分から離れてくれない嫌な人」はとても強くて恐ろしい存在に思えるかもしれません。ですが実際には「誰かを攻撃しないと安心できない弱い人」です。だから優しいあなたに対して「攻撃させてください」と甘えている可能性が高いです。

そしてその人を救うのはあなたの仕事ではありません。「嫌な人」の家族などに任せておけばいいのです。

4:「嫌な人」からは離れて「好きな人」と過ごしましょう

先ほども少し触れましたが「嫌な人」からは離れて、できるだけ長く「好きな人」と一緒に過ごしましょう。そしてこれまで「嫌な人」に対して無自覚に注いできてしまった愛情を、これからは「好きな人」に対して向けてあげてください。

5:「あなたを好きな人」は確実にいて、あなたを心配しています

「嫌な人」のせいで心が傷付いていると、「でも自分を好きな人なんていない」と感じるかもしれません。ですが「あなたを好きな人」は絶対にいます。両親、家族、友達、近所の人……などなどたくさんいます。

また、「あなたが気付いていないけれど、あなたを好きな人」があなたを心配してくれているかもしれません。そういった人にも目を向けましょう。どうか「嫌な人」に対して愛情を注いでしまって、「愛情の無駄遣い」をしないでくださいね。

どうしても「嫌な人」が気になる場合は?

お子さんがどうしても「嫌な人」を気にしてしまう場合は、親や先生がサポートしつつできるだけ逃げて、しばらく経ってから「自分が関わらなくても幸せにしている様子」を見せてあげるのがおすすめです。

その際、例えば「ね、○○君は楽しそうでしょ」「あなたが関わってあげる必要はないのよ」などと声をかけてあげるといいでしょう。

まとめ

嫌な人は得てして「強い存在」に見えるものですが、実際には誰かを攻撃せずにはいられない「精神的に弱い人」である可能性が高いです。発達障害のお子さんが優しいと、そういった人でも切り捨てられず相手をしてしまいがちですが、それは「愛情の無駄遣い」です。

親や家族をはじめとして、お子さんを愛して・お子さんの愛を求めている人はたくさんいます。今回紹介したメッセージをお子さんに対して、わかりやすい形で伝えていただければと思います。

この記事を書いた人
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