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子どもが発達障の場合の離婚・別居の是非は?

子どもが発達障の場合の離婚・別居の是非は?

この記事では、お子さんが発達障害の場合に離婚・別居しやすい理由などについて解説していきます。

デリケートな話題ではあるもののすでに離婚や別居が頭に浮かび始めている場合は、放置せずにしっかりと検討するべきです。

そこで本記事では、お子さんが発達障害だと離婚・別居しやすい理由離婚・別居することの是非などに関して解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

両親も発達障害である可能性があるため離婚・別居が選択肢に挙がりやすい

お子さんが発達障害である場合、両親のどちらか、もしくは両方が発達障害であるケースが多いです。そして発達障害のお子さんのサポートは難しいものになりやすいですが、サポートをする親も発達障害であればさらに困難が生じやすいと言えます。

具体的に言うと両親のどちらかが発達障害であると、その配偶者が「子どものサポートも配偶者のサポートもする」という状況になる傾向にあるため、離婚や別居が選択肢に挙がってもおかしくないのです。

発達障害の子がいる夫婦の離婚・別居のきっかけになりやすい6つの理由

それでは発達障害のお子さんがいる夫婦の離婚・別居のきっかけになりやすい要素をいくつか挙げていきます。ただちに離婚・別居を招くことは少ないものの、「積み重ね」によるものが大きいと言えます。

  1. どちらかが子育てに非協力的もしくは無関心
  2. どちらかの偏見や思い込みが強く、柔軟な理解をしてくれない
  3. 偏見や思い込みが強く、子育てについて相談すると怒る
  4. 状況判断や共感力が低く、家族を思いやることができない
  5. どちらかが自分の時間を優先して、配偶者の負担を大きくする
  6. どちらかがひたすら我慢を続けて、どこかで限界を迎える

どれも発達障害の子がいる夫婦特有のものではありません。ですが、お子さんが発達障害であると夫婦どちらかの負担が大きくなりしやすいため、これらの状態になる可能性があります。

一番追い詰めるのは「無理解による攻撃」である場合が多い

配偶者のどちらかを最も追い詰めるのは、「発達障害などへの無理解を原因とする妻(夫)」への攻撃であると言われています。

「自分には理解できないからお前が育児をしろ」に留まらず、「なんで俺に相談するんだ!」「お前の育て方が悪いだけだ!」などの攻撃に発展するケースがあるのです。

しかも攻撃している側が発達障害である場合は、本人に全く悪気がなかったり、感情のコントロールができなかったりする可能性が低くありません。そのため配偶者は「私が頑張らないと……」とさらに自分を追い込んでしまうかもしれません。

離婚や別居を検討しても構わない理由|発達障害ケア

そしてお子さんが発達障害であってもなくても、夫婦の離婚や別居を検討しても構いません。もしかしたら「離婚・別居したらすべてが終わる」というイメージがあるかもしれませんが、実際にはそのようなことはありません。

子どもがいても離婚・別居して、その後適切に対応してお子さんのサポートをしている元夫婦も多いです(もちろん自然にサポートできるわけではないため密な相談などは必要です)。

それでも「子どものためにも離婚・別居するわけにはいかない」と思うかもしれません。しかし、親が犠牲になってまで子どもを幸せにしようとすると、お子さんが成長してからそのことを重荷に感じるようになる可能性もあります。

離婚する前にまずは別居が無難

「離婚・別居」という表現を使ってきましたが、可能であれば離婚の前に別居を試すことをおすすめします。やはり一緒に住んでいないとしても「婚姻関係がある」というのは、(言い方は悪いですが)便利です。

別居する前にできる限りのことを試す

また、別居する前にできる限りのことを試しましょう。専門家に相談したり、夫婦でじっくり話し合ったりなどできることはたくさんあります(本サイトの記事もぜひ参考にしてください)。

特に発達障害の場合「言わないと伝わらない」ということが多々あるため、言っていないことがあれば言葉にして伝えましょう。もしかしたらそれだけでも事態が好転するかもしれません。

「言うのは怖い」と感じるかもしれませんが、「このままでは別居してしまうかもしれないから……」と良い意味で開き直って、この思い切って言いたいことを言ってみてはいかがでしょうか

まとめ

お子さんが発達障害であると両親のどちらか(もしくは両方)である場合が多く、育児などで苦労することになる可能性が高いため、離婚・別居を検討したくなる家庭も少なくありません。

離婚・別居する前にできる限りのケアをするべきではあるものの、「どうしても難しいのであれば離婚・別居をしてもいい」と考えておくことをおすすめします。「親が犠牲になってでも子どもを幸せにする」というのも必ずしも正解ではないためです。

この記事を書いた人
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