子どもの自己肯定感を高める5つの方法
自分に自信のない人は、他人に拒否されるのではないかと怯え、なるべく人との関わりを絶とうとします。
近年は、よく自分を卑下して、コミュニケーション障がいと表現することがありますが、自己肯定感が低いというのは、いわゆる”コミュ障”に多い特徴の1つです。
子どもの世界においても同じです。自分に自信を持てない子どもは、子どもの世界の中で自分の気持ちを表現できず、周りとのコミュニケーションを上手くとることができなくなってしまうのです。
今回は、自己肯定感の低い子どもに自信をつけさせるにはどうすればいいのか、自己肯定感を高める5つの方法をご紹介していきます。
子どもの自己肯定感を高める5つの方法
子どもに自信をつけさせるために、親ができることを5つまとめました。
本来、子どもというのは感情表現が豊かなものです。
その気持ちを外に引き出すためにも、是非、以下の5つの方法を実践してください。
① 子どものありのままを受け入れる
子どもは、親に『愛されている』という実感を得ることで自信をつけます。
決して周りの子どもや兄弟・姉妹と比べることなく、1人の人間として、子どものありのままを受け入れてください。
② 子どもの話をしっかりと聞く
親子の会話は、子どもの自信をつけさせるのにも役立ちます。
子どもが話すときはなるべく『聞き手』となり、どのような内容でも興味深く聞いてあげてください。
次第に「自由に何でも好きなことを話していいんだ」と自信を持つようになります。
③ 苦手に固執せず、得意を伸ばす
子どもにも得手不得手があるのは当然のことです。苦手なことを頑張って克服するのはとても良いことですが、苦手に固執しすぎてしまうと、子どもの自信を奪ってしまうかもしれません。
苦手にばかり固執するのではなく、得意を伸ばして褒めることも大切です。
④ 立ち直る力を養う
子どもは、成長するにつれ、自然と自分と他の子どもたちを比較するようになります。
何かに負けて「悔しい」とか「ショック」といった感情を持つこともあります。
しかし、落ち込んでいるときこそ、自信をつけさせるチャンスです。
「よく頑張ったね」などと褒めてあげれば、子どもは「負けても、また次頑張ればいいんだ」と強い心を持つことができ、これが、自信に繋がります。
⑤ 子どもを信じる
人は信頼されることに、喜びを感じ、その人を信用しようとします。
まずは、親が子どもを信じ、信頼することで、子どもも親を信じてくれるようになります。
「自分にはママやパパがいるんだ」と常日頃から思えることこそが、大きな自信となるのです。
自分の気持ちを表現できたことを評価する
自己肯定感が低く、自分に自信が持てなくなると、人に自分の素直な気持ちを伝えることが苦手になります。
もし、自分の気持ちを自分の口で表現できたときには、意見を伝えられた勇気を評価してあげてください。
また、今回の自己肯定感を高める5つの方法は、子どもに『認められている』という実感を与えることに繋がります。
『根拠はないけれど、なんだか上手くいきそう』そんな自分を信じる気持ちが、自己肯定感を高めていきます。
◎まとめ|強くたくましく行きていくために大切な『自信』
自分に自信があるのは、とても良いことです。コミュニケーション能力も高まるなど、これからの時代を強くたくましく生きるためにとても大切です。
今回は、子どもの自信をつけさせるということで、自己肯定感を高める方法を5つご紹介させていただきました。
子どもの自信を養うのも、親の1つの務めといえるのかもしれません。
まずは、何よりも親がありのままの子どもを受け入れ、信じ、自信を育んでいきましょう。