不思議な力のある『あいさつ』ができる子どもに育てるコツ
『あいさつ』は、世界共通の習慣で、コミュニケーションの1つです。
子どもも大人も、毎日1日の中で何度も『あいさつ』をして生活をしています。
例えば、知らない人であっても、笑顔で『あいさつ』されると嬉しいものです。
子どものうちから『あいさつ』の習慣が身についていれば、大人になっても、上手く人間関係を構築することができます。
そのくらい『あいさつ』には、不思議な力があるのです。
今回は、そんな『あいさつ』の不思議な力について、また、『あいさつ』を自然にできる子どもに育てる4つのコツをご紹介します。
『あいさつ』に秘められた不思議な力とは?
心理現象の1つに『ザイオンス効果』というものがあります。
これは、別名『単純接触効果』とも呼ばれるもので、「同じ人や物事に繰り返し接触すると、好感度や関心度、印象がアップする」という効果のことです。
笑顔で毎日『あいさつ』してくれる近所のおばあちゃんの印象がとても良いように、繰り返し『あいさつ』することで、人に好印象を与えることができるのです!
『あいさつ』に秘められた不思議な力を使わない手はありません。
子どもはもちろんのことですが、大人も『あいさつ』をする機会が減っている今、『あいさつ』の重要性を今一度見つめ直してみてはいかがでしょうか。
『あいさつ』のできる子どもに育てる4つのコツ
このように、自然に『あいさつ』できる人は、人間関係の上で得をしています。
『周囲との人間関係を上手く築いて欲しい』そんな思いを込めながら、『あいさつ』のできる子どもに育てていきましょう。
① 親が『あいさつ』しているところを見せる
『子どもは親の背中を見て育つ』とよくいわれるように、子どもは、親の言動をしっかりと見ています。
どんな場面で誰にどんな『あいさつ』をしているのか、それが、子どものお手本になるのです。
「おはよう」、「いってらっしゃい」、「こんにちは」「ただいま」、「おかえり」、「いただきます」、「ありがとう」、「ごめんなさい」、「こんばんは」、「おやすみ」、色々な『あいさつ』があります。
家族間はもちろんのこと、周囲の人にも『あいさつ』をすることを親がまず、意識していきましょう。
② 『あいさつ』返しをしっかりする
『あいさつ』をしてくれる人には、必ず、『あいさつ』を返すように教えてあげてください。
笑顔で『あいさつ』をしてくれた人を無視するのは、相手を傷つける行為です。
もし逆に立場だったら?ということを子どもに考えさせ、『あいさつ』が一方通行にならないようにしてください。
③ 心を込めて『あいさつ』をする
『あいさつ』は、漢字で『挨拶』と書きます。
難しい漢字を使う熟語ですが、『挨』には「心を開く」、『拶』には「相手に近づく」という意味があります。
『あいさつ』をするときは、心を込めて、笑顔を心がけましょう。
子どもへの『あいさつ』は、スキンシップも兼ねて、トンを肩を叩いたり、ハイタッチをしたりすると効果的です。
④ 『あいさつ』できなくても責めない
子どもが『あいさつ』を上手くできない理由には、「恥ずかしい」、「照れくさい」といった思いがあります。
決して悪気があるわけではないのに責められてしまうと、『あいさつ』をすること自体がイヤになってしまいます。
人見知りがあってなかなか上手く『あいさつ』できないような子どもには、「おばあちゃんちに着いたら、こんにちはとお邪魔しますってちゃんと言おうね。」と事前に準備の時間を設けてあげることも大切です。
また、できたときにはしっかりと褒めてあげましょう。
まとめ|『あいさつ』は常に習慣付けていきましょう!
今回ご説明した通り、『あいさつ』には自分の印象をアップさせる力があります。
自ら進んで『あいさつ』ができるような子どもに育てば、大人になってからも、人間関係を構築しやすくなることでしょう。
『あいさつ』のできる子どもに育てる4つのコツを参考に、是非、親子で『あいさつ』を習慣づけてください。