子どもの『お手本』になるためにできること5選
「学ぶ」、この読みは皆さんも知っている通り「まなぶ」です。しかし、古語においては「まねぶ」と読み、模倣すること、真似をすることを意味します。
「学ぶことは、真似ること」。赤ちゃんが、ママやパパの言葉を真似して覚えるように、何かを身につけるときは、「真似ること」が大切だといわれています。
つまり、親は子どもにとって、1番身近な『お手本』となります。
昔からよく「子どもは親の背中を見て育つ」といいますが、良い『お手本』となるように、親自身も気をつけていかねばなりません。
では具体的にどのようなことに気をつければ良いのか、そのポイントを5つご紹介していきます。
子どもの『お手本』になるためにできること5選
子どもの良い『お手本』となるように、以下のことに注意しましょう。
① 丁寧な言葉遣いをする
親の言葉遣いは、子どもにも移ります。
また、丁寧な言葉遣いに気をつけるだけではなく、ネガティブな表現ばかり用いてないかにも注意したいところです。
人を傷つけるような言葉、批判・愚痴・強い口調を親がしていれば、当然、子どもも「それで良い」と思ってしまいます。
なるべく丁寧で、綺麗な言葉を使うようにしてください。
② 規則正しい生活を心がける
規則正しい生活を送ることは、とても大切です。
まずは親自身が生活習慣を見直し、規則正しい生活を送るようにしましょう。
また、テレビやスマホの時間をなるべく減らし、適度に運動をさせることも大切です。
③ イライラしない
子育てをしていると、ときにイライラしてしまうこともあると思います。
しかし、なるべく子どもにはそのイライラを感じさせないようにしましょう。
そうすることによって、子どもがイライラして泣きわめいたり、かんしゃくを起こすようなときにも冷静に対応でき、子どもも落ち着きます。
怒りに任せて怒鳴ってしまったときは、子どもに謝ることも良い『お手本』となります。
④ 仕事に対する意欲や失敗したことを見せる
子どもたちはいずれ、社会人として外に出て、働くようになります。
親の仕事に対する意欲や情熱を見て育つ子は、大人になったときに仕事に前向きに取り組んでくれることでしょう。
また、失敗して落ち込んでいる姿も、子どもに見せましょう。
誰だって、失敗することもあります。そこから立ち直って、また強く歩みだすところを『お手本』として、見せられるようにしましょう。
⑤ 人を尊重する
親がどのように人と接しているのか、子どもはじっくり観察しています。
知らない人にも優しくできているか、『あいさつ』をしているか、店員さんに丁寧な言葉遣いができているかなど、色々なところを見ています。
家族間も同じです。
お父さんが全く家事や子育てをせず、お母さんを困らせているような状況は良くありません。
立場や肩書などで人を評価したり、見下してはいけないことを日常生活の中で伝えていきたいですね。
まとめ|親も子どもも一緒に成長する
子どもは、1番身近にいる両親の背中を見て育ちます。
子どもの良い『お手本』となれるように、まずは、私たちが見直さなければならない部分もたくさんあります。
そういった意味では、親も子育てを通して子どもと一緒に成長する、といえるのではないでしょうか。
くれぐれも『悪いお手本』となり、子どもがそれを真似してしまわないように注意してください。