デジタル・デトックスのために子供とアナログゲームを楽しむ
子どものデジタルデバイス(スマートフォン・ゲーム機・タブレット・パソコンなど)の使用に関する悩みを抱えている方が増えています。
- 子どもが延々とYouTubeをみていて、宿題をしません
- 子どもがスマホのゲームにハマってしまい、心配しています
- 友達と外に遊びに行くときもゲーム機を持参しています
親としては、心配するのも無理はありません。
しかし、こういった問題を抱えているのは、私たち大人もそう変わりません。
そこで注目されているのが、『デジタル・デトックス』です。
今回は、『デジタル・デトックス』をするメリットと『デジタル・デトックス』中でも楽しめるアナログゲームをいくつかご紹介させていただきます。
『デジタル・デトックス』のメリット
『デジタル・デトックス』とは、一定の期間、スマートフォンやパソコン、タブレット、ゲーム機といったデジタルデバイスを絶ち、使用しないことです。
デジタルデバイスとの距離を置くことによって、以下のようなさまざまなメリットがあります。
- 脳や目の疲れがとれる
- 睡眠の質があがる
- 時間を有効活用できる
- 新しい発見がある
- ストレスが軽減される
他にもさまざまなメリットがあります。
ただし、あくまでも『デジタル・デトックス』は、デジタルデバイスを使わないようにする取り組みではなく、上手く付き合っていくための取り組みです。
子どもにも『使用を禁じる』のではなく、別の楽しみを教えてあげることが重要です。
その楽しみの1つとしておすすめなのが、アナログゲームです。
子どもと一緒に楽しめるアナログゲーム5選
『デジタル・デトックス』の注目から、近年、アナログゲームの人気が高まっています。
アナログゲームとは、いわゆるインターネットを介さないゲームのことで、カードゲームやボードゲームなどがあります。
さまざまなゲームを紹介していきますので、年齢に合わせてご家庭で楽しんでみてください。
① トランプやUNO
カードゲームの定番といえば、トランプ、そしてUNOです。
トランプは、小さな子どももできる多彩なルールがあるのが魅力的です。
ババ抜き、ぶたのしっぽ、神経衰弱やなどの簡単なものからはじめ、慣れてきたらゲーム性の高い七並べや大富豪(大貧民)にも挑戦してみましょう。
UNOも、小さな子どもから楽しめます。
1番先にあがった人が「勝ち」というルールも良いですが、公式のルールは点数式で、誰かが「500点」になるまで続きます。
こういった公式のルールを取り入れると、小学生以降の子どもでも白熱してゲームに夢中になります。
② ナンジャモンジャ
次にご紹介するのは、ロシア生まれのカードゲーム、ナンジャモンジャです。
カードを1枚ひく毎に、ひいたカラフルでユーモラスな謎の生物に名前をつけていき、同じものが出たときにつけた名前を思い出して発言する、というシンプルなルールです。
記憶力がカギとなるので、大人も簡単に子どもに負けてしまうゲームですが、その分、盛り上がります。
③ カタミノ
カタミノは、12種類の形の異なる積み木のようなブロックを指定したスペースに当てはめていくゲームです。
このゲームの対象年齢はなんと、3~99歳。3世代一緒に遊べるゲームとしても人気があります。
私も実際にプレーしたことがありますが、スペースにピッタリとはまった瞬間は何ともいえない達成感があります。
テトリスのようなさまざまな形があり、一筋縄ではいきませんが、知育玩具としておすすめのゲームです。
④ どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム5
ドラえもんのすごろくゲームです。
こちらは人気シリーズで、最新版は「5」となります。(*2023年12月現在)
北海道から出発し、さまざまな交通手段を使って沖縄を目指しますが、途中で名産品のカードを入手する必要があります。
人生ゲームなどでもお馴染みの「お金」の要素があるだけでなく、日本の地名や位置、各地の名産品まで覚えられるので、とても勉強になります。
プレーに少々時間はかかりますが、週末の時間を過ごすにはピッタリのゲームです。
⑤ アルゴ
アルゴは、数学オリンピックの優勝者が開発した数字推理ゲームです。
0~11までの数字が書かれた白と黒のカードを使い、数字を当てます。
各プレイヤーはその中から4枚のカードを取り、数字の小さい順にカードを左から並べます。
同じ数字があるときは、黒を左にしてゲーム開始です。
残ったカードの山から1枚ずつカードをひくことができるので、少しずつ情報が開示され、絞られてきます。
先に全部の数字を当てられた方が「勝ち」となります。
このゲームが気に入れば、同じく数字を使うタギロンやヌメロンなどもおすすめです。
まとめ|頭を使うゲームで楽しく学ぶ
カードゲームやボードゲームは、普段はなかなか使わない推理力、論理力、思考力、記憶力などを鍛えることができます。
子どもだけではなく、大人も一緒に夢中になれるゲームもたくさんありますので、『デジタル・デトックス』の一貫として、是非、取り入れてみてください。