金銭感覚を身につけるために伝えたい『お金』の5つのこと
子どもの頃の金銭感覚は、大人になっても残るといわれています。
しかし、日本の教育では、あまり『お金』のことを教えてはくれません。
普段の生活の中で、親が子どもに金銭感覚を身につけさせる必要があるのです。
では、海外ではどうでしょうか?
夏のアメリカでは、『レモネード・スタンド』という風物詩がみられます。
子どもがレモネードを販売するお店のことで、金銭感覚を身につけるのに一役買っているといいます。
日本は『お金』に関する教育がほとんどなく、子どもが金銭感覚を身につける場がありません。
しかし、私たちが生きるために必要なお金のことを知っておくことはとても重要です。
今回は、子どもの金銭感覚を養う5つのコツをご紹介します。
子どもの金銭感覚を養う5つのコツ
これから先の日本は、今まで以上に自分のお金の使い道をしっかり考え、“もしも”に備えておく必要があります。
子どもたちには、早くからしっかり『お金』の大切さを学ばせましょう。
① 『お金』について理解する
『お金』は有限です。無限に湧き出るものではなく、働かないと得られないものです。
まずは、最低限、子どもにも『お金』のことを理解してもらいましょう。
- お金は使ったらなくなるものである
- お金は両親が働いているからもらえるものである
- お金では買えないものもある
- もしものときの備えが必要
- 優先順位をつけて使用することが大切
② 100円でお買い物をする
昔のような町の『駄菓子屋さん』は減り、駄菓子の価格も高騰しつつありますが、それでも駄菓子は100円でいくつも買うことができます。
限られた予算の中でどんなお菓子を買うか、あの『駄菓子屋さん』での経験は、今の子どもたちにも是非経験させてあげたいものです。
③ お金の使い道、やりくりを学ぶ
金銭感覚を身につける上で、お金の使い道を考えることはとても重要です。
そのためには、自分のお小遣いの中でなるべくやりくりをさせましょう。
学校で使用するものなども親が買うのではなく、「必要なもの」と「欲しいもの」の2つに分け、自分で買わせるようにすると優先順位をつけてお買い物ができるようになります。
④ 子どもにも財布を持たせる
子どもにもお財布を持たせることが、金銭感覚を身につける最初の一歩です。
お小遣いをあげ、そのお財布に入れます。使用するも貯めるも、子どもの自由です。
その代わり、お小遣い帳をつけさせて、何にいくら使ったのかをあとで見返せるようにします。
こうすることによって、お金は使えばなくなること、貯金をすればそれだけ高いものが買えることを学ぶことができます。
⑤ 子どものお金の使い道には口を出さない
お小遣いの使い道は、子どもの自由です。子どもの思うがままに使わせましょう。
ときにはそれで失敗してしまうこともあるかもしれません。
「買わなくても良かった」、「あのとき我慢していれば◯◯が買えたのに」など、失敗を繰り返すことで金銭感覚を身につけることができます。
小学生のお小遣いの相場
家庭にもよりますが、小学生のお小遣いの相場は、月に500~1,000円です。
3年生までは500円、それ以降は1,000円とするのも良いかもしれません。
必要なものがあるときに渡すよりは、月に1回決まった日に決まった金額をもらえるほうがやりくりの勉強になるので、おすすめです。
まとめ|自分で管理できるようにする
金銭感覚を身につける上での最終的なゴールは、お金を自分で管理できるようになることです。
幼い頃から『お金』に触れ、金銭感覚を身につければ、大人になっても上手くお金を管理することができます。
学校では学べない『お金』のことに関しては、ご家庭での教育がとても大切です。
子どもと『お金』のことを話しながら、一緒に上手く管理する方法を模索していきましょう。