子どもの習い事の平均月謝は?「家計の負担を減らす方法」
子どもの習い事の平均月謝は、子どもの年齢とともに上がり、高校受験を控える中学3年生ともなると約25,000円にもなります。
これらの習い事の費用については、多くのお母さん・お父さんが頭を悩ませていることと思います。
今回は、子どもの習い事の「お金」について、家計の負担を減らす上手なやりくり方法をご紹介していきます。
子どもの習い事の費用は年収の5%が理想
子どもの習い事にかかる費用は、夫婦の年収の5%ほどが理想だといわれています。
先述した通り、中学3年生の習い事の平均月謝は、25,000円です。
ここから理想の年収を割り出すと、次のようになります。
25,000円(月謝)×12(ヶ月)=300,000円(年間の費用)
300,000円(年間の費用)÷0.05(5%)=6,000,000円(理想の年収)
中学3年生が習い事にかかる年間費用を30万円とすると、夫婦の年収は600万円前後が理想となるわけです。
当然、子どもの数が増えれば、習い事にかかる費用も増えます。
そう考えると、なかなか厳しいものを感じますよね。
ということで、ここからは、家計の負担を減らすやりくりの方法についてお伝えします。
子どもの習い事にかかる費用、どうやってやりくりすればいい?
子どもに習い事をさせたいという思いは親として当然ですが、決して安いものではなく、しっかりと将来を見据えて考える必要があります。
今回はそのやりくりのポイントをいくつかご紹介します。
進学のための資金を最優先にする
子どもにかかる学費のピークは、高校を卒業後に訪れます。
国立大学、私立大学、短期大学、専門学校といろいろな選択肢がありますが、入学1年目だけでも90~140万円くらいの学費がかかります。
まずは、習い事よりもこの資金を貯めることを最優先にしましょう。
具体的には、1人の子どもに対し、高校卒業までに300万円貯めると良いとされています。
児童手当をすべて子どものための貯金とすると、自分たちで貯めなくてはいけない金額は100万円程度になるので、グッとハードルが下がります。
習い事は増やさない
今は、習い事を複数個している子どもが多いですが、習い事は今以上に増やさないことが大切です。
習い事が増えると費用がかさむだけではなく、子どもの自由な時間も失われます。
本当にその習い事が必要なのか検討をしっかり行い、なるべく増やさないようにしましょう。
オンライン学習も視野に入れる
コロナ禍で注目度・認知度があがったオンライン学習は、比較的安価で始められる学習方法です。
送迎などの時間も省けるので、非常に効率良く学ぶことができます。
具体的には、学習塾のほか、オンライン英会話、プログラミング講座などがあります。
オンライン学習塾のおすすめ
- 東進オンライン学校
- スマイルゼミ小学生
- すらら
オンライン英会話のおすすめ
- kimini英会話
- クラウティ
- ベルリッツ・キッズ
オンラインプログラミング講座のおすすめ
- D-SCHOOLオンライン
- Thinker!
- おうちでコード
まとめ|習い事の見直しも適度に行う
子どもに習い事をさせるのは、とても良いことですが、その費用は決して安くありません。
「子どものため」と思ってる習い事でも、子どもの意欲がない場合などは、辞めさせることも選択肢の1つです。
子どもの「やりたい」を尊重することは大切ですが、やる気のない教育費をかけるのは、将来の子どものためにもよくありません。
このように、習い事は適宜、見直しを行うことも大切です。
たくさんの習い事をするのも良いですが、子どもの学費などに影響が出ない程度に、やりくりも考えながら、無理なく続けていくようにしましょう。