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子どものボキャブラリー(語彙力)を増やす5つの方法

子どものボキャブラリー(語彙力)を増やす5つの方法
この記事の監修
上岡 正明

株式会社フロンティアコンサルティング 代表取締役

上岡 正明 (かみおか まさあき)

大学院にてMBA(情報工学博士前期課程)取得。専門分野は社会心理、小児心理。多摩大学、成蹊大学、帝塚山大学で客員講師等を歴任。子どもの脳の発育と行動心理に基づく研究セミナーは常に人気を博している。著者に『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(アスコム)、『脳科学者が教える コスパ最強! 勉強法』(ぶんか社)、などベストセラー多数。中国や台湾、韓国でも翻訳され累計85万部となっている。 Twitterフォロアー5万人、YouTubeチャンネル登録者23万人を超える教育系ユーチューバーでもある。

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現代に生きる子どもたちの多くは、自分の年齢に合わせた教科書レベルの文章をしっかり理解できていないといいます。

文章の前後から大まかな流れを読み取ることはできますが、知らない言葉が出てきたり、知っているけれど意味を正しく知らない言葉なども多く出てくるのです。

そういったことが生じてしまっている原因は、子どもの語彙力が減少していることにあると考えられています。

今日は、語彙力がどのように役立つのか、また、語彙力を増やす方法についてお伝えしていきます。

語彙力とは?

「語彙力」とは、最近になって多用されることが多くなってきた言葉の1つです。

もっと分かりやすく表現するならば、言葉のボキャブラリーのことと言い換えることができます。

冒頭でもご紹介した通り、現代に生きる子どもたちは、インターネットなどの普及とともに、語彙力が不足しつつあります。

当然、知っている言葉が多ければ多いほど、文章を読み取る力がつき、理解も深まります。

会話の上でもそれは同じで、コミュニケーションにおいても重要な役割を果たすものです。

だからこそ、子どもには、もっとたくさんの「語彙」を覚えてもらいたいのです。

語彙力(言葉のボキャブラリー)を増やす5つの方法

では、具体的に、語彙力(言葉のボキャブラリー)を増やすにはどんなことをしたら良いのでしょうか?

① 大人と会話をする

とある研究によると、身近な人と会話する習慣がある人ほど、語彙力が高い傾向がみられました。

また、その相手は、自分より遥かに語彙力の高い大人が適任です。

お母さん、お父さんはもちろんのこと、お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、親戚、学校の先生、習い事の先生など、身近な大人と会話することで、子どもはどんどん新しい言葉を吸収していきます。

② 会話のレスポンスを早めに

親などの身近な大人との会話のレスポンスが早いほど、語彙力が高くなるといわれています。

言葉のキャッチボールを繰り返し繰り返し行うことが、語彙力を育てることに役立っていくというわけです。

日頃から、なるべく会話のレスポンスを良くして、発話量をアップさせていきましょう。

③ 子どもに話をさせる

子どもと会話するときは、なるべく子どもに「話し手」になってもらうことが重要です。

親の話を聞きながら会話するのではなく、親は子どもの「聞き手」になり、どんどん会話を引き出す質問をしてあげることが語彙力アップに効果的です。

④ 本や新聞、マンガなどを読む

会話は語彙力を増やす上で重要なツールですが、「読む」こともとても大切です。

実際に、読書量の多い子どもほど、語彙力が高い傾向も研究によって明らかにされています。

本、新聞、マンガなど、子どもの興味のそそるものを用意して、たくさん読んでもらうことを意識しましょう。

⑤ 辞書で調べるクセをつける

分からない言葉に出会ったとき、自分で意味を調べる習慣をつけさせるためにも、辞書を準備しましょう。

「◯◯ってどういう意味?」

という質問に対しても、パパッと口頭で答えるのではなく、調べて覚えてもらう方が語彙力アップに繋がります。

こうしてどんどん語彙力を増やし、「分からない」をなくしていくのです。

まとめ|小さいときほど、たくさんの会話を

「ママ」、「パパ」、「まんま」、「ねんね」、「わんわん」といった簡単な言葉を覚えるときのように、子どもは親を見て、真似ることで語彙を習得していきます。

小さいときほど、たくさん会話をして、少しずつ語彙力を増やしていくことが大切です。

また、難しい言葉を使うときは、子どもが聞き取りやすいようにゆっくりはっきり発してあげることも肝心です。

まずは普段の会話の中から、言葉のボキャブラリーを増やしていきましょう。

この記事を書いた人
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運営事務局 / ライター

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