深刻化するネット依存対策に! 個別支援型「ネット依存ケアシステム」と小学生向け教材が新登場


子どものネット使用について、みなさんはルールを決めていますか。2018年の厚生労働省の調査によると、ネット依存が疑われる中高生が全国で推計93万人に上るそうです。
ネット依存とは
ネット依存とは、インターネットやデジタル技術に過度に依存し、日常生活に支障をきたす状態を指します。具体的には、インターネットを長時間利用し続けることで、学業、家庭生活、人間関係、健康に悪影響を与えるような状況です。ネット依存と注意欠如多動症(ADHD)の関連性が高いことも報告されています。
深刻化するネット依存、対策が新登場
一般社団法人 ネット依存支援協会は、スマホ/ネット使用で課題を持つ保護者に寄り添ってサポートする個別支援型「ネット依存ケアシステム」と、小学生が楽しみながら学べるホワイトボードアニメおよびワークシート(4種類)を新たに発表しました。
提供背景
これまでに静岡県内で10万人以上の小中高生、教師、保護者に対し、ネットモラル教育を支援してきた同協会は、ますます深刻化、複雑化するネット環境の中で、さらに効果的できめ細かいサポートの必要性を痛感しています。
そうした実情に対応するために、これらのツールが開発されました。ネット依存や誤用といった問題の解決に幅広く貢献すると考えられています。
個別支援型「ネット依存ケアシステム」の特徴
ネット依存傾向にある子どもを持つ保護者を個別にサポートし、直面している問題ごとに一定期間寄り添って支援してくれます。多くの教師や保護者は、ネット環境の急速な進歩についていくことができず、子どもたちの情報とのギャップはますます広がっています。そのため大きな危険にさらされているのに、保護者がその問題の実態を正しく把握することができていないこともしばしばです。
このシステムはそれらの課題に応えるため、まず保護者が問題を把握し、ついで子どもと保護者の溝を埋め、親子が一緒に解決していくことを目指します。
ネット依存ケアシステム概要
プラン名 :プレミアム
サポート期間:2か月金額(税込) :292,600円
内容 :初回面接、トレーニング(8回)、デジタルデトックス(毎月1週間)、電話メール相談(毎日可能)、評価表判定、資料等、各種支援スキルや条件反射制御法についての保護者教育、アセスメントツールによるキャリアカウンセリング
プラン名 :スタンダード
サポート期間:1か月金額(税込) :162,800円
内容 :初回面接、トレーニング(4回)、デジタルデトックス(1週間)、電話メール相談(10回チケット)、評価表判定、資料等
プラン名 :ベーシック
サポート期間:2週間
金額(税込) :97,900円
内容 :初回面接、トレーニング(2回)、デジタルデトックス(平日5日間)、電話メール相談(5回チケット)、評価表判定、資料等
■ネット依存ケアシステム詳細ページ https://net-ds.org/nacs/
○ネット依存ケアシステム
小学生向けホワイトボードアニメ&ワークシート
この教材では、SNSのトラブル1と2、ゲームのやりすぎ1、動画の見過ぎ1の4冊の中に、それぞれ約5分のホワイトボードアニメが各10~12本、合計45本含まれています。
内容は、登場する子どもたちが、保護者や教師や友だちの助けを借りてテーマごとの問題を解決していく、という流れです。視聴の後テキストに書かれている質問に答えながら、ネットのマナーや危険を避ける方法を学ぶことができるように構成されています。
この新教材が目指しているのは、
(1)子どもたちがどれほどネット社会で大きな危険にさらされているか
(2)子どもたちのために家庭・学校で健全なネット環境を作り保つことの必要性
について保護者と子どもの双方が正しく認識し、健全な判断力を身に着けることです。
小学生向けホワイトボードアニメ&ワークシート概要
金額(税込):3,800円
内容 :ワークシート SNS編 パート1(ホワイトボードアニメ12本付)、ワークシート SNS編 パート2(ホワイトボードアニメ12本付)、ワークシート ゲーム編(ホワイトボードアニメ11本付)、ワークシート コンテンツ編(ホワイトボードアニメ10本付)
なお、ワークシートは単品(税込1,210円)での販売もあります。
■小学生向けホワイトボードアニメ&ワークシート https://net-ds.org/wba/
○小学生向けホワイトボードアニメ&ワークシート
一般社団法人 ネット依存支援協会について
元々は教育に関係した実務経験を持つメンバーを中心に、青少年のネット教育を目的にNPO法人を設立したことが始まりです。その後、「一般社団法人 青少年ネット教育アカデミー」に社名を変更し、ネット依存の実態を把握するため独自のテストを開発するとともに、官学と協働して、これまでに10万以上の、小中高生とその保護者の依存の実態調査と支援活動を行っています。
同協会は、こうしたアカデミー社が蓄積したデータや支援スキルを、ネット依存支援士育成を目的として特化した、非営利の社団法人です。
現代ではネットはなくてはならないツールです。子どもにはネットリテラシーを身につけ、上手くつきあっていってほしいですね。
親子でネットを使うときのルールや危険性などについて、ぜひ話し合ってみてください。もしお子さんがネット依存症かもしれないと心配な方がみえましたら、専門家に相談されてみてはいかがでしょうか。
・一般社団法人 ネット依存支援協会 https://net-ds.org/
・ネット依存ケアシステム詳細ページ https://net-ds.org/nacs/
・小学生向けホワイトボードアニメ&ワークシート https://net-ds.org/wba/