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子どもに読書の習慣をつけるには?本好きに育てる3つのコツ

子どもに読書の習慣をつけるには?本好きに育てる3つのコツ
この記事の監修
上岡 正明

株式会社フロンティアコンサルティング 代表取締役

上岡 正明 (かみおか まさあき)

大学院にてMBA(情報工学博士前期課程)取得。専門分野は社会心理、小児心理。多摩大学、成蹊大学、帝塚山大学で客員講師等を歴任。子どもの脳の発育と行動心理に基づく研究セミナーは常に人気を博している。著者に『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(アスコム)、『脳科学者が教える コスパ最強! 勉強法』(ぶんか社)、などベストセラー多数。中国や台湾、韓国でも翻訳され累計85万部となっている。 Twitterフォロアー5万人、YouTubeチャンネル登録者23万人を超える教育系ユーチューバーでもある。

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子どもにとって本は、知らない世界を知る重要なツールとなります。

読書を通じて、さまざまな人に出会い、さまざまなことを知り、ワクワクします。

読書の習慣をつけることによって、子どもは、想像力や創造力など、色々な能力を身につけますが、想像力や創造力は他のことでも身につきやすいです。

逆に、読解力や語彙力は、読書をすることで得やすい能力ですが、本を読まずして得るのは難しい能力です。

子どもを本好きに育て、読解力や語彙力をつけるにはどうしたら良いのでしょうか。

本を読むことで得られる「読解力」と「語彙力」について

子どものうちは、読解力の差があまり目立ちませんが、大きくなるにつれ、だんだんと目立つようになってきます。

本を読んでいる子どもほど読解力がついていて、逆に本を読まない子どもほど、国語で苦戦することがあります。

本を読めば読むほど鍛えられる能力でもありますので、子どものうちに読書の習慣をつけ、読解力を養っていきたいものです。

また、語彙力も読書量に大きく影響します。

本を読めば読むほど知らない言葉に出会い、その意味を知ります。

理解力が高まるので、語彙力の高い子どもほど本が好きになり、読書量が増えるという好循環を生み出すこともできるのです。

本好きに育てる3つのコツ

それでは、子どもを本好きに育てるにはどうしたら良いのか、具体的にご紹介していきます。

① リビングに本棚を置く

「リビングに本棚?」と思われる方も多いと思いますが、家族みんなの目につく場所に本棚があると、家族全体の読書量を高めることに繋がります。

上の方には大人向けの本、下の方には絵本や図鑑など子ども向けの本を置くことによって、わからないことがあったとき、すぐに調べることができます。

② 読み聞かせをする

子どもは、だいたい14歳くらいまで、読む力が聞く力に追いつかないといわれています。

14歳というと中学2年生にもなるので、なかなか読み聞かせを行っている人は少ないと思いますが、そのくらいまでは読み聞かせの効果があるということでもあります。

大人に読み聞かせてもらい、「面白い」と素直に興味を持ってもらうことが本好きにさせるコツとなります。

③ 親も読書の習慣をつける

子どもが1ヶ月に読む本の冊数は、両親の読む本の冊数に比例しているといいます。

また、本好きの大人になった人へのアンケート調査では、「親によく読み聞かせをしてもらった」、「両親が本をよく読んでいた」と回答する人も多いです。

親が読書の習慣をつけることによって、子どもにもそれが当たり前の日常として習慣化されやすいのです。

思いやりを育む読書の習慣

読書には、もう1つ、重要な感情を養う効果があります。

それが「思いやり」です。

子どもの頃から読書の習慣がある人ほど、「社会や人のためになる仕事をしたい」という思いが強くなります。

また、普段の生活の中でも、お年寄りに席を譲ったり、お友達に優しくしたりする「思いやり」の気持ちが芽生える傾向にあります。

心優しい子どもに育てるためにも、本好きにさせることが大切です。

まとめ|読書は頭を良くする習慣

読書はこのように、子どものさまざまな能力を伸ばします。

それは、「賢い頭をつくる習慣」といっても過言ではありません。

勉強においても、読解力や語彙力は必ず必要になりますので、小さいうちから本を読むことに慣れ、活字嫌いな子どもにならないような配慮が必要です。

この記事を書いた人
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