「苦手」と向き合いながら子供の学力を伸ばすには？

子どもたちは一般的に幼稚園や保育園を卒園した後、小学校・中学校に通います。

お受験をする場合などのケースを除き、基本的に一緒に通学する同級生の学力はバラバラです。

つまり、学校の授業はクラスメイトひとりひとりの理解度は考慮されないままに進んでいきます。

既に理解していることを聞かなければいけない時間、逆に全く理解していないことをただ聞いている時間というのも発生します。

授業時間の全てがその時間というわけではありませんが、多かれ少なかれ無駄な時間が発生しているともいえるんです。

こういった無駄な時間を省くべく、今はAIを使った「アダプティブ・ラーニング」が活用されつつあります。

「アダプティブ・ラーニング」はAIを使って、ひとりひとりの理解度に合わせて学習を行っていく方法です。

ひとりひとりの「苦手」に向き合い、その弱点を克服していく学習方法とは？

今回は、子どもの「苦手」と上手く向き合い、心の余裕を生み出しながら学力を伸ばしていく方法をお伝えしていきます。

「わからないこと」、「できないこと」にフォーカスする

学力を伸ばすなら、できることの正答率を高めるよりも、「わからないこと」や「できないこと」を集中的に潰していく方が効果的です。

もちろん得意を伸ばしていくことも重要ですが、苦手にフォーカスした取り組みは今後もさまざまな場面で活きます。

早いうちから「苦手」にも上手く向き合う習慣をつけることが大切なのです。

自由に遊ぶ時間は決して無駄な時間ではない

力を伸ばすという意味で自由な時間は不要という考えをする方もいますが、子どもの成長を望むならその思考は危険です。

例えば、算数力につながる想像力や推理力、空間認識能力などは遊びを通して身につくことが多いといわれています。

親からすると、年齢があがればあがるほど勉強の時間を確保することの方が重要に思えてしまいますが、自由な時間があってこそ子どもの学力は伸びていくものなのです。

アダプティブ・ラーニングを活用する

今、「わからないこと」、「できないこと」にフォーカスした勉強としては、先程もご紹介した「アダプティブ・ラーニング」がおすすめです。

子どもたちは、タブレット端末を使用して何かをすることに慣れているので楽しく勉強することができます。

苦手なことほど楽しく習得した方が効率が良いといえるのです。

最近は、塾の中などでもこの学習方法を取り入れていることがあるようですが、もっと簡易的な方法もたくさんあります。

• 苦手な単元のYouTubeをみて問題の解き方などを勉強する
  
• 苦手な計算問題をアプリを使用して解く
• 苦手な漢字の読み書きをアプリで勉強する

自宅に居ながらにして、無料でできる勉強というのも今はたくさんあるのです。

選択肢はさまざまありますので、子どもの「苦手」こそ普段親しんでいるAIやネットをぜひ活用してみてください。

まとめ｜心の余裕を持たせる学習方法

「勉強がいやだ」と思うきっかけの1つには、心の余裕のなさがあります。

例えば、みんなで受けている授業の内容が自分だけ分からなかったら、自分がみんなより点数が低かったらいやになってしまうのは当然のことです。

そうならないためにも、子どもには早めに「苦手」に向き合う習慣をつけさせ、勉強嫌いになるきっかけを少しでも緩和してあげましょう。