宿題を楽しいスケジュールに入れてこなす4つのポイント|発達障害
この記事では発達障害のお子さんが、学校などの宿題を「楽しいスケジュール」に組み込んで、無理なく取り組むためのポイントについて解説していきます。
「宿題をなかなかしない」「できない日がある」などの悩みは、今回お伝えしていく方法によって解決するかもしれません。
本記事では発達障害の子が、宿題を「楽しいスケジュール」の一部にして取り組みやすくする方法、実践におけるポイント、この手法がおすすめの子の特徴などに関して解説していきますね。
宿題を楽しいスケジュールの一部にして取り組む方法|発達障害支援
発達障害であってもなくても、ほとんどの子にとって学校の宿題は楽しいものではありません。そこで、宿題を「楽しいスケジュールの一部」にして取り組みやすくする方法を紹介します。
宿題を楽しいスケジュールに組み込む
例えば単に「宿題をしようね」と言われるだけでは、仮に宿題を終えたら自由に遊べるとしてもモチベーションが上がりにくいものです。
そこで一例として「宿題ができたらゲームをやっていいよ」というセットのスケジュールとして提示します。するとお子さんは「宿題→ゲーム」を一連の流れとして捉えやすくなるため、やる気が出る可能性が高いです。
宿題を楽しいスケジュールの一部にして取り組むポイント4つ|発達障害支援
それでは発達障害のお子さんが、宿題を「楽しいスケジュールの一部」にして取り組みやすくするためのポイントをいくつかお伝えしていきます。
1:写真やイラストなどを交えてわかりやすいスケジュール表を作る
発達障害の子は文字や言葉だけでの説明を苦手とする傾向にあるため、写真やイラストなどを交えてわかりやすいスケジュール表を作ることをおすすめします。
例えば、「真剣に宿題に取り組んでいるイラスト」→「笑顔でゲームをしている様子」などを並べます。するとお子さんは、自分が宿題をしてからゲームをしている姿をイメージしやすくなるため、よりモチベーションが上がりやすいです。
2:お子さんの性格・特徴によってスケジュールの細かさを調整する
「宿題」→「ゲーム」などおおまかなスケジュールの方が取り組みやすいお子さんもいれば、例えば「算数の宿題」→「国語の宿題」→「日記」→「ゲーム」などともっと細かくした方が、安心して宿題ができる子もいます。
このあたりはお子さんの性格や特徴によって調整していただければと思います。もちろんお子さんの成長や「慣れ」によっても、必要に応じて変更しましょう。
3:お子さんの集中力によっては途中に「楽しみ」を入れるのもおすすめです
また、お子さんの集中力や宿題の分量によっては、途中に「楽しみ」を入れるのもいいでしょう。例えば「算数の宿題」→「国語の宿題の前半」→「YouTube動画1本」→「国語の宿題の後半」→「日記」→「ゲーム」などですね。
ただ、宿題が全部終わってからの「楽しみ」は自由でいいですが、途中の「楽しみ」については、ある程度小さなものにすることをおすすめします。例えば思い切り身体を動かしたり、長時間ゲームをしたりすると、再び宿題に戻るのが難しくなるかもしれません。
4:あえて途中に「楽しみ」を入れない方がいい子もいます
ただ、「途中で休むのが嫌で、一気に宿題を終わらせたい」というお子さんもいます。発達障害の子の中には集中力が高い人もいますので、そういった場合は、例えば「途中で休まないと大変だよ」と声をかけないべきかもしれません。お子さんの普段の様子などを見ながら調整しましょう。
「スケジュールをこなすこと」自体が好きなら特におすすめ|発達障害支援
今回紹介した手法は、特に「スケジュールをこなすこと」自体が好き、こなすことにこだわりたいお子さんにおすすめです。
発達障害の子の中には「ルーティン的にスケジュールをこなしたい」「決められたことをとにかくやり抜きたい」というお子さんも多いため、向いているかもしれません。
もちろん宿題以外にも応用できます
今回お伝えした方法は、もちろん宿題以外にも応用できます。例えば部屋の片付け、掃除、食事(食べることがあまり好きでない子もいます)、病院に行くことなどですね。
また、「学校に行くこと」をひとまとめで捉えて、「家に帰ってきたらご褒美があるよ」と、一連の楽しい流れの中に組み込むという手法もあります。
ただ、いずれにしても、「面倒なことをどれくらい続けたら楽しみを入れるか」「楽しみをどれくらい続けてから面倒なことを再開するか」「どのレベルの楽しみを入れるか」などは、取り組む物事によって変わるはずですので、その都度調整しましょう。
まとめ
「宿題が終わったらゲームをしていいという漠然とした流れに乗る」ことと、「宿題後にゲームというスケジュールをこなす」こととでは、お子さんの受けるイメージが変わり、モチベーションに差が出やすいです。
「そんなに簡単に変わるの?」と感じるかもしれませんが、人間の脳は意外とシンプルに反応するものです。視覚的に流れを整えるというちょっとした工夫が、驚くほど大きな変化を生むことがあります。それは発達障害であってもなくても、子どもでも大人でも同じことです。