発達障害の子がお弁当を残さないための対策4つ
この記事では、発達障害のお子さんがお弁当を残さないようにするための対策についてお伝えしていきます。なかなかお弁当を全部食べてくれない、工夫しているつもりでも完食が難しいとお悩みの方は少なくないと思います。発達障害の子のお弁当に関する基本方針や、お弁当を残さず食べてもらうための具体的な対策について解説していきます。
発達障害の子がお弁当を残さないための基本方針
まずは発達障害のお子さんがお弁当をできるだけ残さないための基本方針を紹介します。お弁当を用意したり食べさせたりする際のベースにしていただければと思います。
基本は食事やお弁当の時間を楽しめるようにすること
何よりも大切なのは、お子さんがお弁当の時間を心地よく、楽しい時間だと感じられる環境を作ることです。保護者の方の中にも、小学校時代は給食の時間があまり好きじゃなかった、お弁当で大変な思いをすることがあったという経験を持たれる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
発達障害のお子さんにとっても食事やお弁当の時間がそういったものになってしまうと、食事自体が苦痛になり、最悪の場合、お弁当へのプレッシャーから、登校を渋る原因になってしまう恐れもあります。ですから、まずは「楽しさ」を追求することをおすすめします。
食育や栄養バランスの話は後からでOK
楽しむだけでは食育や栄養バランスが……と感じるかもしれませんが、そういった話はまずお子さんが楽しく食事ができるようになってからでいいと思います。そもそも食事=楽しくないものという認識のお子さんが、それに関して学びたいと考えるのは難しいですよね。
発達障害でお弁当を残す場合の対策4選
それでは発達障害のお子さんが頻繁にお弁当を残す場合の対策をいくつか紹介していきます。4つ挙げますが、すべて楽しさに結びつけるためにという視点でご確認くださいね。
1:お弁当の量を見直してみる
発達に偏りがない子の場合、少しくらいお弁当の量が多くても、残すと親に悪いという理由から、食べられるかもしれません。しかし発達障害のお子さんの中には満腹感が嫌で、わずかでも多いと食べたくなくなる子が少なくありません。
保護者の方の中には親心でちょっと多めにと考えたり、ほとんど無意識のうちに、日に日に量を増やしてしまったりする親御さんもいますが、特にお子さんに発達障害の特性がある場合は、無理に量を増やすのは避けた方が無難です。少なくともお弁当の量を完全に把握しておくことが大切です。
2:苦手な食べ物は入れない
苦手な食べ物を克服してほしいと考えて、お弁当に入れる親御さんもいますが、特に発達障害のお子さんのお弁当の場合はおすすめしません。なぜなら発達障害の子の中には、感覚過敏で嫌いを通り越して苦痛を感じているレベルの子も少なくないためです。
その上で他の子どもと一緒に食べたり、時間に追われていたりすると、ストレスと焦りを感じてお弁当の時間が全く楽しくなくなってしまってもおかしくありません。もちろん頑張れば食べられる範囲で苦手な食べ物を克服するのは悪いことではありませんが、それは自宅などのお子さんにとって落ち着ける環境で行うことをおすすめします。
3:好きな食べ物をメインにしてお弁当の時間を楽しくする
苦手な食べ物を入れないことを大前提として、さらに好きな食べ物をメインにすることをおすすめします。それは甘やかしすぎでは?と感じるかもしれませんが、先ほどもお伝えした通り、まずは楽しく食べられるようになることが第一ですから悪い選択ではありません。
足りない栄養分があればお子さんでもサプリメントなどで補えますし、そもそも多少栄養分が偏っていても、あまり食べないで残すよりはよほど良いはずです。
4:お子さんが気にしないなら毎日全く同じメニューにするのもおすすめ
お子さんが気にしないならお弁当の中身を毎日全く同じものにするのもおすすめです。特に発達障害のお子さんの場合、毎日確実に好きな物を食べられる、どんな中身なのかが気にならなくなるなどのメリットの方が勝るかもしれません。
ただし量はお子さんの成長などに合わせて調節していく
ただし毎日同じメニューにするとしてもお子さんの成長などに合わせて量を調節していきましょう。基本的には徐々に増やしていくことになると思いますが、例えばそれまで続けていた部活動をやめたら食事量が減るかもしれません。臨機応変に考えていきましょうね。もちろん本人に最近のお弁当の量はどう?ちょうどいい?多い?少ない?と聞くことも大事です。
まとめ
発達障害のお子さんがお弁当をあまり残さないようにまず考えたいことは、食事そのもの、お弁当そのものを楽しんでもらうことです。栄養バランスや食事のマナーなども重要ではありますが、そもそも食べられるようになることが優先ですよね。
そのためにも量に気を付ける、苦手な食べ物を入れない、好きな食べ物をメインにするなどの工夫をしていただければと思います。お子さんが気にしていないようであれば、毎日同じメニューで固定するのもいいでしょう。作る側も食べる側も楽ですからね。