オーバーユースによる子どものスポーツ障害を予防するには?
子どもの骨折率が高まっている一方で、スポーツ障害を抱える子どもも増えています。
原因は、「オーバーユース」です。
オーバーユースというのは、特定の動きを繰り返すことで、これにより特定の部位に負担がかかった結果、骨や筋肉、靭帯などを痛めてしまうのです。実は、子どもの骨の強さは、70~80代のおじいちゃん・おばあちゃんと同じくらいです。
だからこそ、大人よりも注意してスポーツをする必要があります。幼い頃から特定のスポーツに打ち込み、プロを目指してやがてはオリンピックの選手に…と夢をふくらませるのはとても素晴らしいことですが、身体を壊してしまっては元も子もありません。
スポーツ障害を防ぎ、安全に競技を続けるためのポイントとして、どんなことに気をつけたら良いでしょうか。
スポーツ障害を防ぎ、安全に競技を続けるためのポイント
骨も成長段階にある子どもたちには、「成長軟骨」と呼ばれる柔らかい骨があります。
ハードな練習を繰り返し、特定の部位に負担がかかると、この成長軟骨が炎症を起こしたり、剥がれたり、最悪の場合、疲労骨折に至るリスクもあります。だからこそ、無理をさせすぎないことが重要なのです。
さまざまなスポーツをしてみる
体育の授業では、季節によって、さまざまなスポーツを行います。さまざまなスポーツを体験することで、自分の得意・不得意を知るだけでなく、身体をバランス良く使うという目的があります。
習い事をしているとどうしても特定のスポーツばかりになってしまいがちですが、野球をしている子どもならサッカー、サッカーをしている子どもならバスケットボールなどのように、普段使わない筋肉を使うことも大切です。
スポーツの前後にウォーミングアップ・クールダウンをする
スポーツの前にウォーミング・アップ、スポーツの後にはクール・ダウンの時間を設け、ストレッチで筋肉のケアを行いましょう。ケガをしにくくするだけでなく、疲労物質を取り除くなどの効果があります。
痛めたときにはすぐアイシングを
気をつけていてもスポーツをしていれば、筋肉を痛めてしまうこともあります。そんなときはすぐにアイシングをして、患部を冷やしてください。なるべく速やかに冷やすことによって、筋肉の炎症を抑え、回復を早めることができます。
まとめ|マルチスポーツでケガを予防する
今回の内容は、子どものスポーツ障害の予防につながります。とくにさまざまなスポーツをする「マルチスポーツ」は、とくにおすすめです。メジャーリーグの大谷翔平選手は、野球を練習しながら、スイミング教室にも通っていたといいます。
水泳を習っていたからこそ、関節の柔軟性があるのだと考えられていて、ケガをしにくい身体づくりにつながっています。スポーツに全力で取り組むからこそ、負担をかけすぎないことが大切です。