子供の発達や育児・知育の悩みを解決するパパママ応援サイト

  1. TOP
  2. コラム
  3. 発達の悩み
  4. 発達障害で「気持ちの説明」がうまくなる方法・ポイント5選

発達障害で「気持ちの説明」がうまくなる方法・ポイント5選

発達障害で「気持ちの説明」がうまくなる方法・ポイント5選

この記事では、発達障害のお子さんの「気持ちの説明」がうまくなるための方法やポイントなどについてお伝えしていきます。「思っていることを言いたくても詰まる場面が多い」「ユニークな感性についていけないときがある」とお悩みの方は少なくないと思います。そこで本記事では、「気持ちの説明」にも2種類あること、そして発達障害の子の「気持ちの説明」が上達するための方法などに関して解説していきますね。

「気持ちを説明すること」にも2種類ある|発達障害支援

実は「気持ちを説明すること」には2種類の視点があります。この2つを区別して理解しておくと、お子さんへのサポートの方向性がより明確になります。

1:そのまま「自分の気持ちの説明」ができる

まずは「自分の気持ちの説明」をそのままできることも大事です。例えば「○○が欲しい」などの欲求、「○○が苦しい」などのSOS、「○○をしてくれて嬉しい」などの感謝が当てはまります。

それから「雨が降ってワクワクする」「桜が咲いてなんだか悲しい」など、「一般的な感覚とは少し違う気持ち」を説明することも、この「1」に該当します。

2:自分の気持ちとは違っても「一般的な感覚」を言ってやり過ごすことができる

例えば「雨が降ってイライラする」「桜が咲いて嬉しい」など、「自分の気持ちとは違っても一般的な感覚」を言ってやり過ごせるようになることも大事です。

これはもはや「自分の気持ちの説明」とは異なりますが、現実として「どんな気持ちなの?」と聞く人が、「一般的な回答」を求めている場面は少なくありませんし、学校など多くの人と生活する中でも「一般的な回答」を無難に言う能力は求められやすいです。

発達障害の子の「気持ちの説明」がうまくなるための5つの方法・ポイント

それでは発達障害のお子さんの「気持ちの説明」がうまくなるための方法やポイントをいくつか紹介していきます。

1:「お母さん・お父さんが相手なら何を言ってもいいよ」と伝える

まずは気持ちの説明をすること自体に萎縮しないように、「お父さん・お母さんが相手なら何を言ってもいいよ」と、家族だけは味方であると伝えることが大事です。

そうでないと「誰も気持ちを聞いてくれない」「気持ちを伝えても嫌な思いをするだけ」と感じてしまい、気持ちを言うことそのものを避けるようになる恐れがあります。

2:「うまく気持ちを伝えられない」と言ってしまう方法を教える

例えば「自分の気持ちを言うのは苦手です」「自分が何を思っているのかまとめるので待ってもらえますか?」「今混乱しているので少し時間をください」など、最初から「うまく気持ちを伝えられません」と伝えてしまう方法はおすすめです。

これを言わずに相手を待たせると、たとえ発達障害について理解のある人でも「何を考えているのかわからない」「そもそもこっちの言いたいことは伝わったのだろうか」とイライラする可能性がありますよね。

ですが「待ってください」と言ってしまえば意外と相手は何とも思わないものです。「本当に……?」と感じるかもしれませんが、親御さん自身も、誰かから『しっかり答えたいので少し待ってください』と言われたら、むしろ誠実で信頼できる印象を受けるのではないでしょうか。

3:表情カードを使って、視覚的に気持ちを伝える

顔文字の「怒り」「喜び」「悲しみ」「とまどい」」などのカードを持たせて、簡単に感情を表現させる方法もおすすめです。そもそも発達障害のお子さんは言葉による表現を苦手とする傾向にありますが、これを使えばとりあえず大まかな感情を示すことができます。

これにより例えば「本人はとまどっているだけ」「にもかかわらず怒っていると思われる」などの誤解を避けられますよね。

その上で「何にとまどっているの?」→「何をすればいいかわからないから」→「今は○○をするんだよ、大丈夫かな?」→「□□ができないから困っている」などと掘り下げていけば、お子さんが何にとまどっているかも具体的にわかります。

4:「一般的な感覚」は教えていくしかありません

先ほど触れた「一般的な感覚」については基本的にその都度「こういうときは○○と思うものだよ」と教えていくしかありません。特に発達障害の場合、周りからなんとなく吸収することを苦手とする傾向にあるため欠かせないフォローです。

ただ、お子さんが成長するにつれて徐々に周りから学習する能力も上がっていきますので、そのうち一つ一つ教えていく必要がなくなっていきます。

「一般的な感覚」を持たなければならないわけではないと必ず伝える

もちろん一般的な感覚を持たなければならないわけではありません。単に「一般的な感覚を言うのが無難な場面もある」だけです。このことを必ずお子さんに伝えましょう。

感覚的な部分が強いため、論理的な納得を好むお子さんには理解しづらい面もありますが、小学校高学年くらいからはわかってくる感覚だと思います。

「黙っていてもいい」と教える

また、シチュエーションにもよりますが相手や周囲に求められていないのであれば、必ずしも自分の気持ちを言わなくていいということも教えましょう。つまり「黙っていてもいい」ということです。「自分が言わないこと」も他人とのコミュニケーションテクニックの一つですよね。

5:なんであれ気持ちを伝えてきたら「面白いからもっと聞かせて!」の態度で

お子さんがどんな気持ちを伝えてきた場合でも、保護者の方などが「それ面白い話だね!」「もっと聞かせて!」という態度でいれば、もっと気持ちを言いたくなるので、良いサイクルが回ります。また、子どもが「お母さん・お父さんは自分に興味を持っている」と思えることはとても大事です。

逆に「あなたの気持ちになんて興味がない」「あなたの気持ちはおかしい」という態度がにじみ出ていると、お子さんは保護者の方以外にも気持ちを伝えること、そして何か話すことそのものを萎縮するようになる可能性があるため注意が必要です。

まとめ

気持ちを説明することにも「そのまま気持ちを説明すること」と「一般的に抱くであろう気持ちを無難に言えること」の2種類があります。まずは前者から身に付けさせてあげたいところですが、徐々に後者も必要になってくることを保護者の方は理解しておきましょう。

そして発達障害のお子さんが積極的に気持ちを伝えたくなるために重要なのは、保護者の方が「あなたの話をもっと聞かせて!」という態度でいることです。お子さんとのコミュニケーションを楽しみましょう。

この記事を書いた人
oyakonista icon

運営事務局 / ライター

子供の発達や育児・知育の悩みを解決するパパママ応援サイト「オヤコニスタ」の運営事務局です。