夏休みの特別イベントで、平和の大切さを「図書館」で学ぼう

夏休みが近づく中、今年の自由研究は何にしよう？と悩みますよね。

日野市立中央図書館では、実践女子大学の学生による特別な平和学習イベントが開催されます。このイベントは、小学生から高校生までを対象にしており、図書館を舞台に「本」「図書館」「平和」をテーマにした学びの場を提供します。この2日間のイベントに参加して頂くことで、平和の大切さを「自分ごと」として学ぶことができます。夏休みの自由研究に最適です。

「本」「図書館」「平和」をテーマにした学びの場だよ。
イベント２日目には、発表もするよ！

「本」を通して平和への学びのイベントを開催したいという想い

日野市にキャンパスがある、実践女子大学 生活科学部 現代生活学科4年生の中村水貴（なかむら　みずき）さんは、大学内で図書館学生スタッフとして、図書館の魅力や多世代をつなぐ場所としての価値を発信しています。また、所属するゼミでは、住みやすいまちづくりをテーマに、地域を大切に思う人を増やす取り組みをしています。
中村さんは、毎日のようにニュースで報じられる世界の戦争被害、苦しい環境におかれている子どもたちの状況を見て、目を覆うのではなく、自分ごととしてとらえ、平和や一人ひとりの命の大切さを考えられるような、「本」を通した学びのイベントを開催したいと考え、平和と人権課、中央図書館、郷土資料館へ相談をしました。日野市は、中村さんの「本が好きな子どもたちと共に、図書館という場所を活かして、平和について考えたい」「子どもたちが考えたことを、広く市民の皆さんとも共有したい」という思いを受け、イベントの実現を支援しています。

※本事業は令和6年度日野市平和活動推進補助金の対象事業。日野市では、市民や学生による平和をテーマとした文化芸術活動に対し補助金を交付しています。

２日間にわたって開催されるイベント

このイベントは、２日間にわたって開催されます！１日目は大切な本を選び、２日目は選んだ本を紹介するというイベントです。2回にわたり開催し、通しで参加することで、平和の大切さを「自分ごと」として学ぶことができます。イベントの概要を紹介していきます。

第１回「夜の図書館バックヤードツアー～絵本を探してみよう」

・夜の図書館バックヤードツアー
閉館後の中央図書館の書庫を探検します。普段見ることができない図書館の秘密を紹介します。

・日野の戦争の記憶
私たちが暮らす日野のまちには、どんな戦争の影響があったでしょう。日野市学芸員がわかりやすく解説します。

・絵本を探してみよう
広い図書館には、たくさんの本があります。その中から、戦争・平和がテーマの絵本を探し、あなたの大切な一冊を選びます。
大きなガラス窓から月明かりが差す夜の図書館で、特別な夏の思い出を作ります。

日時：2024年7月20日（土）午後5時～7時30分
場所：日野市立中央図書館（日野市豊田2丁目49-2）
定員：要申し込み15人
対象：小学生～高校生（小学生は保護者と一緒にお申し込みください)

※こちらに参加する方は、第2回「絵本の魅力を伝えてみよう～本の紹介POPづくり」のイベントにも原則参加となります。

第2回「絵本の魅力を伝えてみよう～本の紹介POPづくり」

・絵本の魅力を伝えてみよう
第1回イベントに参加した子どもたちがブックトークの形式で戦争・平和をテーマとした絵本の魅力を発表します。

・日野の戦争の記憶
私たちが暮らす日野のまちには、どんな戦争の影響があったでしょう。日野市学芸員がわかりやすく解説します。

・本の紹介POP作り
子どもたちの発表を聞いて、気になった本を紹介するPOPを来場者全員で作るワークショップです。
作ったPOPは、市立図書館にて本と共に展示されます。

※ブックトークとは、その本の一番のおすすめポイントを見せたり聞かせたりして、「本を読みたい」という気持ちを引き出すことです。

日時：2024年7月28日（日）午後1時～3時30分
場所：日野市多摩平の森産業連携センターPlanT
（日野市多摩平2丁目5-1　クレヴィア豊田多摩平の森RESIDENCE 1階）
定員：30人程度※申込不要
対象：全市民

子どもたちへ平和の大切さを伝える方法はたくさんありますが、自分が参加する・発表する、という体験は、大人になってからも、強く思い出に残るものと思います。
この夏、図書館で特別な体験を通じて、平和の大切さを学びましょう。お子様の自由研究にも最適ですので、ぜひご参加ください！