忙しい保護者でも無理せず不登校のお子さんをサポートするための7つのポイント
この記事ではお子さんの不登校で悩んでいる保護者の方々に向けて、忙しくても無理をせずにお子さんをサポートするためのポイントなどに関してお伝えしていきます。特に保護者のサポートが必要と理解していても、サポートしたくても時間がない方や、やるべきことは分かっていても余裕がない方におすすめの内容となっています。
本記事では、保護者が忙しいのは自然であるということについて、さらには忙しい方が不登校のお子さんをサポートするにあたっての心構え、そして具体的なポイントなどについてお話ししますので、ぜひ参考にしてください。
保護者は忙しく、不登校でも四六時中サポートできないのは自然なこと
多くの現代人は忙しいので、お子さんが不登校になっても四六時中サポートできないのは自然なことです。特に共働き世帯の場合はお子さんが不登校になると忙しすぎて、心身ともに疲弊してしまうかもしれません。本記事ではそういった状況の中でも無理なくお子さんのケアをして、学校への復帰を目指すためのポイントを紹介していきますね。
忙しい保護者が不登校のお子さんをサポートするための4つの心構え
まずは具体的なポイント説明の前に、忙しい保護者が不登校のお子さんをサポートするにあたっての心構えについてお話しします。
心構え1:適切にサポートすれば学校復帰できる可能性が高い。穏やかに構える
お子さんが不登校になると焦るでしょうし、場合によっては深く落ち込むかもしれません。ただ、適切な方法でサポートすれば学校復帰できる可能性は高いので、保護者としては穏やかに構えましょう。それにあくまで「適切」なレベルなら問題はなく、常に「最善」である必要さえありません。
保護者が悲しそうな顔をしているとお子さんまでつらくなります。そのため意識して笑顔を作るくらいでもいいかもしれませんね。どのような表情で過ごしても状況自体は変わらないので、せっかくならポジティブな表情でいる時間を長くしてはいかがでしょうか。
心構え2:保護者自身のケアもとても重要
保護者が心身ともに疲れ果てて身動きが取れなくなればお子さんのケアができなくなりますよね。そのため保護者自身のケアも重要であると捉えてください。例えば、学校に戻れるなら私自身はどうなっても、などと考えるのは禁物です。
それでも後ろめたさのせいで自分をケアしにくい場合は、自分自身のためではなく、お子さんのために自身をいたわるという意識を持つといいでしょう。
心構え3:最短で学校復帰できなくても構わないと考える
保護者が一日中付きっきりでサポートしつつ外部の専門家にも頼って、最速での学校復帰を目指したいという方が多いと思います。ただ、忙しいとそれは難しいので、最短で学校に戻ることはできなくても構わないくらいに考えるのもいいのではないでしょうか。
お子さんを放置する日がある程度あっても仕方がありませんし、専門家との面談予定日があっても無理そうなら遅らせてもらうなどもあり得そうですね。学校復帰までがあまりにも長引かないなら、これくらいの緩さは必要だと思います。
心構え4:子どもを信じて任せる
お子さんが不登校になると何でもサポートしたくなるでしょうが、本人を信じて任せるのも大事です。小学校低学年でもお子さんは自分で考えて動きますし、物事の良い・悪いの判断もできますよね。
それに過保護状態を嫌がるお子さんもいますし、それでは学校に復帰できても少しのストレスでまた学校に行けなくなる恐れもあるので気を付けましょう。必要なサポートはするべきですが加減が大事です。
忙しい保護者が無理なく不登校のお子さんをサポートするための7つのポイント
それでは忙しい保護者でも無理なく不登校のお子さんをサポートするための具体的なポイントをいくつか挙げていきます。これらを意識しつつ、保護者自身も余裕を持ちながらお子さんの手助けができるといいですね。
ポイント1:学校や教員、外部の専門家や支援機関をフルに頼る
まずは学校や教員にお子さんの不登校に関してきちんと相談しましょう。たとえ担任の先生でも多忙すぎてお子さんの不登校について深く把握していない場合もあり、だからこそ詳細を話すだけでも効果的なサポートしてくれる可能性があります。
また、学校に在籍しているスクールカウンセラー、教育支援センターなどの公的支援機関、民間の支援機関なども必要に応じて頼ることをおすすめします。
ただしすべての相談先が頼りになるわけではありません
ただしあらゆる相談先が頼りになるとは限らないので注意が必要です。
例えば担任の先生は本当に忙しくて満足にサポートしてくれない可能性がありますし、スクールカウンセラーでも不登校支援などについてのノウハウがそれほどない場合があります。そのためさまざまな相談先を探しつつも、その相談先を見極めることも重要です。
また、不登校が長引くほど学校に行くのが難しくなる傾向にあるので、無理のない範囲で早期復帰を目指したいところ。よって、とにかく見守りましょう、しばらく休めばいいですよ、などと安易に勧めてこない、早期復帰を前提としてくれる相談先を探すのも大切です。
ポイント2:家族や親戚で役割分担して1人あたりの負担を減らす
家族や親戚で役割分担をして1人あたりの負担を減らすことも重要です。単に負担が少なくなるだけでなく、身近に理解者が増えることで精神的にも楽になり得るというメリットも。
ただ、他の家族や親戚間でお子さんのサポート方針をおおよそ統一する必要があります。バラバラだと最悪の場合、誰かは厳しくしてその分他の誰かに極端に甘えてしまう、などとなりかねないので気を付けてください。できれば一度は関わる人全員で打ち合わせをしたいところですね。
また特に親戚に関しては、どうしても理解を得られない気がする、その後を考えると相談したくない、などの人もいるかもしれません。それでも可能なら相談するべきではありますが、無理は禁物。そこで無用なストレスを発生させるべきではないはずです。
親戚などはお子さんと深く関わらない部分を任せるのも一つの手
親戚などにはお子さんと深く関わらない部分を任せるのも選択肢の一つです。例えば食事の準備や掃除、食料品などの買い物、教育支援センターへの送り迎えなどですね。事情を説明すれば協力してくれる人もいるのではないでしょうか。
ポイント3:必要に応じて日中のお子さんの居場所を作る
お子さんが手持ち無沙汰になると気持ちが暗くなる、オンラインゲーム、YouTube、SNSなどにデジタル依存するなどの問題が起き得るので、必要に応じて日中のお子さんの居場所を確保しましょう。
例えば上でも触れた教育支援センター、民間の支援施設など。また、不登校専門のオンライン形式の学習支援などを活用するのもいいでしょう。
ただ、支援先・相談先によって内容は様々ですので気を付けてください。特に民間の場合は、集まりつつもひたすら漫画を読む・ゲームをするなど遊んでばかりのところも稀にあるので、学校への復帰を目指すなら注意が必要です。
ポイント4:お子さんと一緒に1日のスケジュールを組む
特に支援施設などを利用しない場合はお子さんと一緒に1日のスケジュールを組み、暇な時間が長くなりすぎないようにしましょう。まずは食事や入浴など必ずするものの時刻を決め、その後で勉強、運動、遊び、家の手伝いなどで埋めていくとスムーズです。
ポイント5:留守中のルール設定もしておく
1日のスケジュールとは別に、留守中のルール設定もしておくといいでしょう。例えばスマートフォンやゲームの時間を決める、本人ができるなら食事に関するルールを作る、最低限任せる家事の内容を定めるなど。
ただし、お子さんの感覚における、このルールを守るのは大変・簡単、この家事はしやすい・しにくいなどを重視して決めるのが大事です。保護者の感覚だけで決めてしまうと、この辺りがズレやすいので気を付けてください。
ポイント6:毎日少しでも日常的な会話をする
保護者がどれほど忙しくても、毎日少しでも日常的な会話をするのも大事です。おはようやおやすみのあいさつから始まり、天気、趣味、食べ物、芸能人、一般的なニュースなど、不登校とは直接関係のない話を数分でもするのがおすすめ。
これだけでもお子さんの保護者への愛着や信頼が強まるものです。逆に全く、もしくはほとんど会話をしない日が続いてしまうと、家族であるなどの意識が薄くなり、単に同じ場所で生活している人という感覚になる恐れが。
それではお子さんの孤独感が強まりますし、いざ学校関連の話をしたり、学校復帰に向けて動き出したりする際も、保護者を頼りにくくなってしまいますよね。
ポイント7:置き手紙、交換日記なども活用する
できれば顔を見て話したいところですが、難しければ置き手紙、交換日記などでコミュニケーションを取るのもいいでしょう。お子さんの年齢や好みによっては、特に交換日記は一つの楽しみになるかもしれません。
また、直接の会話と違って本音を話しやすいこともあるので、顔を合わせられる時間を確保できていても場合によっては取り入れてもいいかもしれませんね。
まとめ
忙しい保護者が不登校のお子さんをサポートするためにはまず保護者側が、周りに助けてもらう、自分をケアする、最短復帰できなくても気にしない、お子さんを信じるなどの心構えをするのが重要です。
それができていない状態で具体的に動き出すと、保護者が疲れ果てて動けなくなる、苦しい状態の保護者を見てお子さんがさらに塞ぎ込む、などがあり得ます。そのまま不登校からの復帰がさらに難しくなる可能性もあるので気を付けてくださいね。