発達障害の子をきちんと休憩させるための4つのポイント
この記事では、発達障害のお子さんをきちんと休憩させるためのポイントなどについてお伝えしていきます。発達障害の子の中には物事への取り掛かりが鈍かったり、作業などを始めてからも集中力が続きにくかったりする子が少なくありませんが、逆に一度作業を開始するとなかなか休憩しない(できない)子も多いです。
そこで本記事では、発達障害の子を適切に休憩させるためのポイントや、休憩したがらないことを長所にするための方法などに関して解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
発達障害の子を適度に休憩させるための4つのポイント
それでは発達障害のお子さんを適度に休憩させるためのポイントをいくつか紹介していきます。一つ大事なこととして、休むことに対してポジティブな印象を与えるということがあります。
1:そもそも「休憩する必要がある」と伝える
発達障害のお子さんは空気を読む、周りの様子から学習するなどが苦手な傾向にあるため、そもそも「ときどき休憩する必要がある」と理解していない可能性があります。そのため「休憩することも大事だよ」と教えてあげましょう。
お子さんが小さいうちは「休憩しないと身体がクタクタになって、その後遊んだりできなくなるかもよ」「だから休憩は大切」などと伝えてあげるといいでしょう。
小学校3~4年生くらいになって「周りと自分を比較すること」を覚え始めたら、「休憩時間にあなたが休憩しないと周りの子も休みにくくなるよ」と教えるのもいいかもしれません(ただしこの教え方は必須ではないのでお子さんの性格などを見ながら取り入れてくださいね)。
2:休憩できていたら褒める
何事も「良い行動を褒める」ことで、その行動が正しい、この行動をもっとして褒められたいなどと感じて、その行動が増えていく傾向にあります。
そのためお子さんがきちんと休憩できている場合は「ちゃんと休めて偉いね」「ちゃんと休めるってカッコイイもんね」などと褒めるといいでしょう。
また、お子さんの成長度合いや性格にもよりますが、「休憩しないで頑張ることは正しくない・カッコ良くない」と教えてあげることも検討してみてはいかがでしょうか。社会に出る前に「休まないことは美徳ではない」と教えておく方が、人によってはいいかもしれません。
お子さんの好きなキャラ・人物などと絡めて褒めるのもアリです
これもお子さんの年齢や成長度合いによりますが、好きなキャラ・人物などと絡めて褒めると効果が出るかもしれません。
例えば「○○レンジャーも戦い以外では休んでるもんね」「○○レンジャーみたいでカッコイイよ」、もしくは「アイドルの○○君もちゃんと休んでるからダンスができるんだもんね」「あなたも○○君に近づいているかも」などですね。
3:休憩時間の楽しみを確保する
実は休憩時間があまり楽しくないという理由で休みたがらない子もいます。そのため手遊び、ゲーム、親や友達とのお喋りなど、何でも構いませんので、休憩時間の楽しみを作ってあげる(作るようにアドバイスしてあげる)ことをおすすめします。
もちろん活発に何か動くのではなく、外の空気を吸う、深呼吸をしながら音楽を聴く。とにかくボーっとする(ボーっとするのが好きな子もいます)など、穏やかな行動でもOKです。さらに言えば、休憩時間をおやつタイムと合わせてみるのもいいと思います。
親子の会話の機会にも!
少し触れましたが、お子さんの休憩時間に親子でお喋りするのもおすすめです。発達障害の子に限らず喋ることでリラックスできるお子さんは多いですし、親としてもコミュニケーションの機会を確保するのは大事なことです。
ただ、休憩時間は決まっていると思いますので、長く話しすぎないようにしましょう。お子さんの熱中している趣味などに関して話す場合は特に注意が必要です。
4:宿題などをする場合は最初に休憩込みで計画を立てる
宿題など、ある程度時間のかかる作業をする場合は、それをスタートする前に「どれくらいのペースで休憩を入れるか」も含めて計画を作ることをおすすめします。例えば「国語→休憩→算数→休憩→……」などですね。
発達障害の子は見通しの立たないことが苦手な傾向にありますが、これによって不安を軽減できます。また、「ここで休むんだ」と知っておけば、「ここまで頑張る」と考えて集中できたり、すぐに休憩へと切り替えられたりします。
どれくらいの休憩ペースが合うかは人それぞれ
どれくらいの休憩ペースが合うかは人それぞれですので、お子さんの普段の様子などを見ながら調整しましょう。
例えば同じ宿題でも「10個問題を解く→休憩→10個問題を解く」というペースが合っている子もいれば、「5個問題を解く→休憩→5個問題を解く」の方がやりやすい子もいます。また、「10分宿題→休憩→10分宿題」など時間を区切る方が合う子も少なくありません。
また、特に小学校くらいまでは宿題の量がそれほど多くなく、「最後まで別に休憩なんていらないんだけど……」とお子さんが言う場合もあります(無理もしていない)。そういったケースでは本当に無理に休憩を入れる必要はありません。
休憩したがらないことは長所でもあるので適度にサポートを|発達障害支援
発達障害のお子さんが、あまり休憩したがらない理由としては、「責任感が強い」「こだわりがある」「集中力が高い(ときには高すぎる)」といった特性が考えられます。
しかしこれらは長所でもあるので、「休まないとダメでしょ!」ではなく、「あとは休めるようになればもっと偉いよ」「休めるようになったらもっと宿題とかが早く終わるよ」など、「休むともっと良いことがある」という方向性でサポートすることをおすすめします。
まとめ
発達障害で休憩したがらないことはお子さんの強みでもあるので、「休めるともっと良いよ」という方向性でサポートしてあげましょう。そのためにも「休憩の必要性を教える」「休憩できたら褒める」「休憩時間の楽しみを作る」などのことを意識してあげてくださいね。そうすればお子さんは「休憩上手」になっていくはずですよ。