子どもの学習意欲を高める空間とは?子ども部屋のあり方
子どもは成長するにつれ、「自分の部屋が欲しい」と言うようになります。お母さん・お父さんからすると「まだ早い」と思う年齢でも、子どもは、自分のスペースを欲しがるのです。でも、これは、別に悪いことではありません。今回は、子どもの学習意欲を高める空間や子ども部屋のあり方についてご紹介していきます。
賢い子どもを育てる空間とは?
ここでの「賢い子ども」というのは、単に頭の良い勉強のできる子という意味ではありません。思考力、観察力、想像力など、さまざまな力を養っている子どもという意味です。
そして、とある調査では、この「賢い子ども」を育てるためには、子ども部屋などの自分のスペースのあり方がとても大きく関わっていることが分かっています。
子ども部屋の理想的な環境
早いうちから自分の部屋を持たせることにリスクを感じる親も多いですが、自分のスペースを持つことはとても大切なことです。
では、子ども部屋の理想的な環境とはどんな空間でしょうか?
なるべくリビングを通って行ける場所にする
子ども部屋は、なるべくリビングを通って行ける場所にすることが理想的だといわれています。子ども部屋に入り浸る時間が長くなったり、親の知らない間に出入りができたりすると、家族とのコミュニケーションが取りにくくなる他、非行などにつながりかねません。
ただ、建物の構造上、それが叶わない場合もあるかと思います。そういったときは、子ども部屋の扉に工夫することで対応しましょう。
子ども部屋を風通しの良い場所にする
子どもにとって、自分のスペースは、精神的な成長にも欠かせないものです。ただ、家族とのコミュニケーションを取る時間も同じように大切であり、閉鎖的な空間にするのは良くありません。
「子ども部屋のドアは開けたままにする」などのルールを設けたり、「その代わりにカーテンで仕切る」などの工夫をして、風通しの良い場所にしましょう。
勉強は子ども部屋でするべき?それともリビング?
賢い子どもに育てるためには、子ども部屋の存在がとても大切ですが、必ずしも勉強は子ども部屋で行う必要はないといわれています。
何故なら、賢い子どもの育ってきた共通の環境のひとつに「ノマド」があるからです。ノマドとは、遊牧民のことで、オフィス、カフェ、ファミレスなど、さまざまな場所で仕事をする人のことを”ノマドワーカー”ということもあります。
子どもも同じように、必ずしも、勉強はココ!という場所が必要なわけではありません。むしろ、賢い子どもは、子ども部屋に閉じこもって勉強している子よりも、リビングなど家族のいる空間で勉強している子の方が多いのです。
自然と触れ合う体験も脳の成長にとても大切
ヨーロッパでは、今、「子どもの自然欠乏症候群」(ネイチャー・ディフィシェンシー・シンドローム)という状態が危惧されています。その名の通り、自然を五感で感じる体験が不足することで引き起こされる状態で、集中力が欠如したり、多動になったりするものです。
日本でもこのことは大いに当てはまります。自然の中で五感を使う経験がなくなると、脳の成長のバランスが崩れてしまうのです。なるべく休みの日には、自然に触れる経験をさせてあげてください。
まとめ|学習意欲を高める空間作り
子どもは「自分の部屋が欲しい」といったら、なるべく尊重してあげてください。寝るだけの部屋にする、夕食後はリビングで過ごす、勉強はリビングで行うなどのルールを設ければ、それほどリスクも低減できます。
むしろ、子どもは自分のスペースを手に入れることで、精神的にも大きく成長します。また、現代の子どもたちは自然が圧倒的に不足しているので、そちらにも留意してみてください。