当たり前に見えても褒めるべきポイントの4例
この記事では、発達障害のお子さんの「当たり前」に思えても褒めるべき要素などについてお伝えしていきます。「子どもが頑張っていることもわかるけれど、褒めるべき部分が具体的に見つからない」とお悩みの方は少なくないと思いますが、「当たり前に見えること」に目を向けると道が開けるかもしれません。
本記事では「当たり前」に目を向けることの大事さ、そして発達障害の子の褒めるべき「当たり前に見えること」の例などに関して解説していきますね。
当たり前に目を向けると発達障害の子の成長・褒めるポイントが見つかる
発達障害であってもなくても、お子さんの成長や褒めるポイントを見つけるコツの一つに「当たり前」に目を向けるということがあります。
例えば「学校に通っていること」もこれに当てはまります。当然の光景のように思えるかもしれませんが、「朝起きる」「楽しいことばかりではない学校に行くために多かれ少なかれ気合いを入れて家を出発する」などのことを毎日しています。
こういったことを保護者の方などが「当たり前ではない!」「すごいこと!」と強烈に意識することで、お子さんの成長や良いところをより気付いたり実感したりしやすくなりますよ。
保護者の方もご自身に同じ目を向けてあげてください
そして保護者の方も例えば「毎日子どもを家に送り出している自分もすごい」「そもそも(発達障害とは関係なく)一人の人間を育てている時点で立派」という目を自分自身に向けてあげてくださいね。
お子さんのサポートなどでトラブルや悩みを抱えることが続くと、つい「自分が頑張っていないから」と思ってしまう方もいますが、そのようなことはありませんよね。
褒めるべき「当たり前に見えること」の4つの例
それでは発達障害のお子さんの、褒めるべき「当たり前に見えること」をいくつか紹介していきますので参考にしてくださいね。
これらのことが「できるようになったとき」だけでなく、「安定してできるようになってから(定着してから)」も褒めたり、成長していると認識したりすることが大事です。
1:いろいろなものに興味を持ち始める
例えば1歳くらいのお子さんがいろいろなものをキョロキョロと見たり、じっと見つめたり、手に取ってみたりすること、つまり興味を持ち始めることも、成長の一つです。
もう少し年齢が進んで「なぜこうなるのか」「これの細かな部分はどうなっているのか」など、さらに深いことに関心を持つことももちろん成長の一種ですよね。
2:他人に気を遣えるようになってくる
4~6歳くらいから、例えば「買い物袋を持とうとする」「ハサミの持ち手を相手側に向けて渡す」「すれ違うときなどに自分が避ける」など、他人に気を遣えるようになってくるお子さんが多いです。
これももちろん成長の一種ですから、「ありがとう助かるよ」「あら、気を遣えるようになったんだね」「今、あなたが避けたのって偉いよ」など褒めることが大事です。
3:人の行動が終わるのを待てるようになってくる
9~11歳くらいから人の行動が終わるのを待てるようになっていくものです。例えば「相手が話し終わってから話す」「遊んであげるけどご飯の準備が終わってからねと言われて大人しく待てる」「メールやLINEの返事が遅くてもイライラしない」などですね。
発達障害のお子さんは「早くやりたい!」という衝動が強い傾向にあり、特に小さいときは保護者の方もそのことで苦労するかもしれませんが、このように徐々に成長が見えてきます。
もちろん完全に待てるようにならなくても、例えば「遊んであげるけど待ってて」→「少し我慢したものの3分後に『まだ?』と声をかけてしまう」などの場合も、待てる時間が伸びてきたならその成長を認めて褒めるべきです。
4:辛い要素があっても地道な努力ができるようになってくる
例えば「学校の部活動を地道に頑張っている」「好きでない教科でも文句ひとつ言わず宿題をするようになった」「暑い日でも『暑いね~』と愚痴を言う程度でスムーズに登校している」などですね。
発達障害の場合、「辛い」「やりたくない」などの気持ちが強くなり、気の進まないことができない子も少なくありませんが、徐々に成長して我慢できるようになっていくものです。
また、「辛い部活でも楽しい部分もある」「嫌いな教科でも宿題はした方がいい」「文句を言ってもどうにもならないので学校に行くべき」という、考え方もできるようになっていきます。こういった「我慢」「白黒ハッキリさせない考え」「割り切り」「総合的な考え方」が身に付いていくのは、特に発達障害のお子さんにとっては大きな成長ですよね。
まとめ
今回解説したように「当たり前に見えることは、実は当たり前ではなく立派なこと」という意識がつくと、お子さんが発達障害であってもなくても何歳でも、褒めるポイントや成長が見つかるようになります。
その習慣がつくと「私の子どもってすごいなあ」と気がつく場面も増えますし、ときには「それに私も頑張っている」という自己肯定感のアップにもつながりますよ。